10月16日(土)10:00〜12:00 おおた国際交流センターにて、外国人向け日本語ボランティアの方を対象に「傾聴と学習支援」というテーマで講座を行いました。
参加者は日本語ボランティアの経験者の方、及びこれから活動を始めたいという方も含めて13名でした。参加者の中には日本語教師経験や養成講座等での学習経験のある方がほとんどで、普段担われている役割は、日本語教室で教えること、学習活動の補助や交流イベント等での外国人の方との会話が主な方々です。みなさん、最初から支援する姿勢に理解が深く、非常に温かい雰囲気でした。
ボランティアをする方の根底には多かれ少なかれ「学習者の支援をしたい」「相手の力になりたい」という共通項があると思います。また、「わたしが教えていることは役に立っているのかな」「どのようにするのが良い学習支援なのだろう」と迷うこともあるそうです。
コーディネーターの方より「ボタンティアさんが傾聴を学ぶことで、学習者と支援する側にとってより良いコミュニケーションと学習支援ができるのではないか」というお話がありました。
講座の内容は、傾聴を学ぶ以前のわたしの経験をお話し、小グループでみなさんの考えを話すことから始めました。そして、わたしたちの普段の一般的なきき方と傾聴の違い、傾聴のコツをお話しし、後半は具体的な傾聴の方法を実践するワークをしました。
「普段、いかに人の話をきいていないか意識できました」「普段のコミュニケーションにも役に立つ内容でした」「これからの活動に是非取り入れたいです」など、帰りに直接感想をお話してくださった方も多数いらっしゃり、とても有意義な会となりました。