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【講師】「学習者と想いが通じる授業をするための日本語コミュニケーション術」

2023年8月22日と24日(10:00〜12:00)二日間にわたって、横浜市のなか国際交流ラウンジにて日本語支援者向けの講座に登壇しました。参加者は15名、ボランティアグループのリーダーを務める方もこれから支援活動をする方も性別、年代様々な方が参加されました。

講座は傾聴を生かした日本語支援について学び、実践の機会を得るワークショップを行いました。目的は傾聴を生かして学習者と接することで、学習者がより安心して話せる場を提供でき、学習者の自走を促し、授業がより伝わりやすくなることです。

1日目は「学習者が安心して話せる聴き方とは?」基本的な傾聴の知識についてお話しし、「学習者の関心ごと、心配事」をきくワークをしました。

2日目は「学習者にたくさん話してもらうには?」なかなか話してくれない学習者に話を促すコツをお話しし、「学習者にストーリー、出来事」を話してもらうワークをしました。

質問、感想など皆さん発言も活発で、ワークの時間がもっと欲しかったという声もありました。席は講義型ではなく、コの字型、15名で3人グループ5組にしました。発言もしやすくお互いの顔を見て話せるのでちょうど良いのかもしれません。最初は難しそうな表情だった方もワークの後は「練習してよかった」とおっしゃっていました。

以下は参加者アンケートでは100%の方が「満足」「おおむね満足」の回答で、非常に励みになるメッセージをたくさんいただきました。

今回の講座は、研修担当の方が吉田のセミナーに参加し、書籍も読んでくださったとのことで募集の段階から参加者の方に講座の目的・期待されることがよく伝わっていたようで、意欲が高く一体感のある雰囲気でした。

また、ぜひ講座の内容に入れて欲しい!とリクエストがあったのが「支援者のセルフコーチング」についてでした。というのは、私たち「教える側(支援する側)」はついついいつも相手(学習者)にばかり意識が向きがちです。そのため、学習者に対して「こうして欲しい」など”相手を変えたい気持ち”が強くなることがあります。そうなると、教える側(支援者)が学習者に対して決めつけたり押し付けたりしやすいのです。

支援者がセルフコーチングを学ぶと、自分の気持ちや考え方、価値観を認めて大切にするようになります。すると、相手(学習者)への関心や尊重する姿勢が生まれます。その結果、学習者に対して自分の価値観を押し付けたり決めつけたりすることがなくなり、学習者との関係性も良くなるものと思われます。今回の講座では要所、要所でセルフコーチングの話を盛り込む内容にしました。

貴重なリクエスト、ありがとうございました。

ABOUT ME
吉田 有美
キャリアカウンセラー&傾聴を中心とするコーチングを行う。日本語学習者へのプライベートレッスンも提供中。著書「日本語教師のための はじめてのコーチング」、企業・日本語ボランティア向けアクティブ・リスニング(傾聴)の講師としても活躍中。
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