最新の記事
活動報告

第18回CJCC日本語教育セミナー

(Cambodia Japan Corporation Centerさん主催)

カンボジア人の方を含む52名の方にご参加いただきました。

ワークショップの概要

コーチング入門ワークショップ(2時間)

〜学習者へのフィードバックのコツをつかむ〜

9月11日(土)PM16:00~18:00(日本時間)

【講座の対象者】

  • コーチングに興味のある方
  • 学習者との個別対応を効果的にしたい方
  • 学習者へのフィードバックのコツが知りたい方

【講座の目的】

この講座ではご自身のコミュニケーションスタイルを振り返るとともに、学習者に個別対応するときの伝え方のコツを掴むことを目的としています。周囲の人とのコミュニケーションを改善するヒントも得ること。

【講座の流れ】

  • フィードバックの基本の言い方「Iメッセージ」
  • コミュニケーションスタイルについてのレクチャーとグループワーク
  • 相手が受け取りやすいフィードバックについてのレクチャーとグループワーク
  • 質疑応答

ワークショップからの気づき

  • 参加者の皆さんの話を聴く姿勢が伝わったこと。レクチャー中はカメラOFFで聴く人が多いのですが、チャットへの書き込みや質問したときの反応から温かい雰囲気を感じた。主催者や参加者の間で、以前から良い人間関係が育まれているのだろう。登壇する側にとって精神的な助けとなり、非常にありがたかった。
  • 教師と学習者の具体例をもっと紹介すればよかった。2時間の中でどのくらい細かい話をするか迷い、細かい具体的な話を避けた。大部分の人がよく理解できる内容にすると、結果として話が浅くなってしまう。話の中に具体例を盛り込んだほうが、参加者の側が”自分ごとに近い部分”を自ら選んで持ち帰ることができる。参加者を信じて具体的に話すようにしたい。
  • グループワークにどこまで介入するかはこれからの課題。グループワークは概ね良い感想をいただいたが、中には話が逸れ、建設的な話し合いにならなかったという声もあった。その場で偶然決まるグループのメンバーによってワークショップの印象もちがうものになる。自分は見守ることを良しとしていたが、巡回してグループの話し合いが機能していない場合、積極的に介入する必要がある。
  • セミナー自体が温かい雰囲気だった。発言しやすかった。吉田の受け答えの仕方が参考になったという声をいただいた。温かい、発言しやすい雰囲気にするため、何をするかは明確ではないが、自分の強みではないかと感じた。雰囲気の良い場になるようにどんな工夫ができるかこれから言語化したい。

参加者の声

学習者の学習スタイルや、価値観を観察する上で役に立ちそうです。フィードバックをいろいろ変えてみようと思いました。

自分のコミュニケーションタイプについて、実は複数のタイプが混ざっているということが一番の気づきでした。また、ケーススタディの時間、自分と一番遠いタイプへのフィードバックを考えることが難しかったです。同じグループの方々の意見が大変参考になりました。

これまで自分自身がうれしいと思うFeedBackをしてきましたが、タイプによっては、真逆のアプローチが必要なことも今後は念頭においていきたいと思います。また学習者だけでなく、職場での人間関係、部下の育成などにおいても生かしていけるのではないかと思っています。

日本語教師という仕事は「教える」スキルを磨くことももちろん大切ですが、「人間相手」の仕事だからこそ、学習者をよく観察し、一人一人に合ったコミュニケーションができることも重要だと改めて気づきました。また、他の参加者の皆さまと話すことで自分の考えも整理でき、とても有益でした。

クラスの中だけに限らず、対人関係においても非常に参考になるお話でした。先生がおっしゃる通り、「自分を変えず、相手を尊重する」ことをモットーに、タイプが合わない人とも上手くコミュニケーションが取れるよう、実践していきたいと思います。  

吉田先生が最後におっしゃった「自分の強みを生かして、生き生きとする」という言葉が特に印象に残りました。教師として自分の個性を生かしつつ、学習者の個性にあわあせたフィードバックができるようになりたいと思います。

 

主催者の視点からご紹介いただきました

もともと私は今回の主催側の佐久間司郎(さくましろう)先生のブログ、「さくまログ」のファンです。今回一緒にお仕事をしたときも、佐久間さんのサポートが完ぺきで気持ちよく、本当に良い経験でした。