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つれづれ日記

【考え】嫌われたままでいるのは辛いけど

傾聴コーチングとは

人といざこざがあったとき、こちらから謝ったほうが誠実で潔く聞こえるかもしれない。実は潔いというより謝るほうが簡単なのだった。実際、いざこざを引きずって嫌われたままでいるほうが辛い。相手とのわだかまりをなくしたい。相手に悪く思われたくない。イライラクヨクヨしたくない。それで謝ったこともある。しかし、やはり簡単に謝らないほうがいいと思うのです。

本当は私のよくないところを謝りたいのではなく、早く終わらせたいのだ。謝らずに、「嫌われてもしかたがないな、私にも悪いところがあったのだから」と自分の失敗と後悔の記憶をウジウジ持ち続けるほうが余程くるしい。

しかし、本当は納得していないのに相手に悪く思われたくない一心で謝るのは自分の気持ちに嘘をついている。「ここはひとつ大人になって私が頭を下げれば・・・」などと自分の気持ちを誤魔化さないほうがいい。

何故かと言うと、内心「本当は私は悪くない」と思っていると態度やらメールの文章やらにじわーっと滲み出て、言い訳や批判として相手に伝わるものだ。

それより、相手に嫌われたままでいることを選ぶのはどうだろう?気にはなるし、クヨクヨモヤモヤする気持ちもすぐには消えない。悩みを抱えていると気分が暗くなる。何かに集中している間は忘れるけど、ふとした拍子に重い気持ちが戻ってくる。そんな時間を過ごすのが辛い。

ところが、時間が経つにつれ、徐々にそのことを考えることが間遠になる。少し気持ちが軽くなる。しまいには、「これでよかったんだ、仕方がないよね!」とスッキリしてくるから不思議。たしかに嫌われるのは辛いけど、勇気を持って自分で納得する態度を選ぶことだ。快復するまで時間がかかるんだな、それが私なんだなと思う。

ABOUT ME
吉田 有美
2002年から外国籍の方への日本語レッスン、コーチングを行う。日本語の学習支援のための「傾聴と学習支援」講師。著書「日本語教師のための はじめてのコーチング」放送大学「心理と教育」国家資格キャリアコンサルタント
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